ワーママ処世術

どちらを選ぶ?時短か、フルタイムか?

ワーママにとって、時短で働くか、フルタイムで働くかの選択は、子どもが手を離れるまでずっとつきまとう悩みではないでしょうか

わたしの実体験を踏まえて考察してみようと思います。

わたしの結論は「フルタイム」

わたしは、第1子の出産後、第2子の産休に入るまで2年半の間、時短を続けました。

第2子出産からの復職後は、最初の1か月は時短にしましたが、その後すぐにフルタイムにして、今に至ります。2回目の復職は2015年なので、もう3年半にもなります。

今でこそ、近居の義両親の手厚いサポートを受けていますが、それも去年の4月からのことで、2年間はサポートなしでフルタイム勤務生活を送っていました。

両方経験してみて、わたし自身は、フルタイム勤務が向いていると思います。

勤めている会社や周りの人たちとの人間関係、パートナーの性格など、人それぞれで状況は異なりますが、一般的な傾向として以下のメリット・デメリットがあります。

時短勤務のメリット/デメリット

  • 仕事以外のプライベートの時間を確保できる
  • 通勤ラッシュの時間帯を避けられる

時短を選択する人が重視するのは、おもに「時間」に関することです。

  • 給料が減る
  • 会社の中での存在感が落ちる
  • 夫から家事育児負担を押し付けられる
  • 家事委託などの外部サービスを心理的に利用しづらい
  • 認可保育園に入りづらい
  • 保育園に入れても、預けられる時間が短めに設定される

時短勤務のデメリットは、給料減という実害のほか、会社・社会・家庭すべてにおいて、自分の存在を軽視されること、といえます。いやこれほんと、マジですよ。

わこ
わこ
多くの人は、「時短勤務者」は「仕事でラクしてる人」と思っています

正しいかどうかといえば、もちろん正しいことではないです。が、それが事実としてある、とわたしは思います。理不尽ですよね…。

会社での存在の軽視は言わずもがなです。日本の多くの企業では、会社に居られる時間イコール仕事をしている時間、とみなされる傾向にあります。そして、労働時間の量がそのまま評価につながることが多いです。よって、そういう働き方ができない時短勤務の人は、どうしても会社での存在感を軽んじられてしまうのです。

そして、社会(役所)でも同様に、「会社に居る時間」を働いている時間とみなします。その証拠に、在宅でできる仕事をしている人は、通勤がある人よりも認可保育園に入りにくいという事実があります。

家でできる仕事の場合、半分はプライベートみたいなイメージなんでしょうが、幼児を家に置いたまま仕事なんか5分もできやしません。数分ごとに「ママーままー遊んでー」攻撃が炸裂します。1日中Youtube見せる覚悟だったらなんとかなるでしょうが、そんな毎日をよしとする親がいたら見てみたいですね。家で子どもを見ながら仕事しろってそういうことですよ。つまり、できねえよ。

そして、とどめに家庭内での存在の軽視です。日本の家庭における家事を行う者へのリスペクトのなさ、対して、「家の外でカネを稼いでくる」ことに対する信奉によるものです。それでいて、家事への要求レベルは高いので、本当に割に合いません。それもこれも全て戦後の高度成長期に形成された昭和の家庭像が要因なので、もう10年もしたら廃れる思想だとは思います。てか、そうあれ。

それと、実はもう一つ重要な理由があります。

一部のフルタイム勤務者の中に、残業もせず、プライベートの時間も充実させながら、仕事でも実績をあげるニュータイプが出現しました。矛盾するようではありますが、こういう人は「生産性の高い人」として、会社の中でも重宝されつつあります。こういう人が出てくると、時短勤務者は「ただ、勤務時間に制限がある人」という風に見られがちです。だって、このニュータイプは、「いざとなれば残業できますよカード」を持っていて、いいタイミングで発動してたりします。

これらのことに起因する自身のモチベーション低下も深刻なデメリットですよね。こんな条件でモチベーションダウンしない方がおかしいですよね〜!

フルタイムのメリット/デメリット

逆説的になりますが、フルタイムのほうのメリット。

  • 給料がちゃんともらえる
  • 会社の中での存在感を維持できる
  • 夫に対し家事育児の分担を主張できる
  • 家事委託サービスや延長保育などを心おきなく利用できる
  • 認可保育園に(時短就労者やパート就労者より)入りやすい
  • 保育園に預ける時間を制限されることはない

フルタイム勤務のメリットは、会社、社会、家庭において、自分の存在を主張でき、社会人として相応の主張ができること、といえるでしょう。

会社においても、社会においても、フルタイム勤務という肩書を持っていれば、少なくとも差別を受けることはないはずです。

ただ、残業ありフルタイム(夫)と残業なしフルタイム(妻)で家事育児負担の傾斜をつけられる可能性があります。しかしそれも、時短勤務の比ではありません。

一方、デメリットももちろんありますね。

  • プライベートの時間が少なくなる
  • 通勤ラッシュにぶち当たる
  • 自分の親世代から「子どもが可哀想」といったことを言われる

わたし自身は初めの2項目はデメリットとは考えていません。なぜなら、自分でコントロール可能な項目だからです。

3項目め、親戚からチクリと言われることがあるかもしれませんが、スルーできれば良いことです。最近の祖父母世代ではそういうことを言う人も少なくなってきたと思います。

時短で得られる1,2時間には、自由がない

わたしが時短を取る気になれないのは、その空いた時間を家事育児に費やさなければらならないという「しばり」があるからです。

その時間を、勉強したり副業をしたり、完全に自分のための時間に使えるならアリだと思います。でもそんな理由で正式に時短が取れる会社はほとんどありません。うちの会社の場合、少なくとも表向きには「○歳の子の育児のため」という申告が必要です。

そして、家庭的にも(自分的にも)、時短を取るということはそのぶん空いた時間を家事育児に費やすという暗黙の了解があります。食事は手料理を期待されるし、家事委託サービスも利用しづらい。一人で、毎日、保育園への送り迎えをして買い物に行って夕飯を作って家事をして、という家事育児にあてるとしたら、時短によって得られる1,2時間はあっという間に過ぎてしまいます。

子どもと一緒にいられる時間は、確かにその分長くはなるのですが、本当に「一緒にいるだけ」なんですよね。

仕事を1時間短縮し、急いで保育園にお迎えに行き、子どもを連れて買い物をして家に帰って夕飯を作る。子どもはその間もまとわりつくから、しょうがなくテレビに子守りしてもらう。なんとか作った夕飯も子どもは全然食べやしねえ。そしてしっかり減額される1時間分の給与。なんだこのクソゲーな毎日は。

このように、時短で得られる1,2時間は、全くわたしを自由にしてはくれなかったのです。

今のフルタイムは、昔のフルタイムとは違う

逆に、フルタイムの肩書きで、仕事上でも責任と裁量を持ち、保育園や家事委託などのサービスの恩恵を受け、「わたしも無理だから!」を基本に夫とも家事育児を分担できるほうが、よほど自由だというのがわたしの考えです。

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かつては、残業をしなくてよいということが時短のメリットでもありましたが、今ではフルタイム勤務でも残業しないことが推奨される時代になっています。

このように、「時短」という勤務形態が保証してくれるメリットの恩恵が、どんどん少なくなっていると言えるのではないでしょうか。対して、時短によるデメリット部分の権利の剥奪についてはそのままであり、しかも、得られる時間は家事育児にあてることを強いられます。

だとしたら、フルタイム勤務のまま、自分に与えられる権利を駆使して家事育児負担を減らし、生産的に働く「ニュータイプ」を目指す方が、わたしにとっては良いと思ったのです。

買い物行って食事作って片付けて…をしている「一緒にいるけど全く子どもと触れ合わない時間」が毎日3時間あるより、夕飯まで保育園でお願いして夕飯関連にかかる時間をなくし、毎日30分、家で子どもと遊ぶ時間を設けた方がいい、と思ったのです。

以前は、子どもを産んだら時短が「当たり前」だと思っていた

わたしは、時短という働き方を否定するつもりはありません。

ただ、何も考えずにそれが当たり前と思って時短勤務を選択している人の中には、「こんなはずじゃなかった」と、苦しい思いをしている人もいるのではないかと思います。だってわたしがそうだったもん。

わたし自身、以前は時短推奨派でした。出産前に参加した会社の女性セミナーで、ロールモデルとして登場した女性管理職の過去の体験を聞いてドン引きしたのを覚えています。

「当時は保育園の延長を使ってもまだ足りなかったので、ベビーシッターを掛け持ちして、自分の給料は全部そこにつぎ込んでキャリアを優先した。帰宅が2X時を過ぎることもあった」

というエピソードに、

わこ
わこ
いやー、そりゃそこまでやりゃ出世もできるかもだけど、わたしには無理だわ。子どもも可哀想だし…

と、就職3年目くらいの、20代のわたしは思ったわけです。ヌルイ…ヌルイよあのときの自分!!

そして、第一子を出産。子どもや夫のために、自分の時間を犠牲にするのが「母親」だと思い込み、当たり前のこととして時短を選択しました。自己犠牲って、意外と気持ちいいんですよね。そうやってわたしは「母親という役」に陶酔していきました。

でも、だんだんと自分のイメージが作ったその役に苦しむことになります。

「時短なんだから」総菜なんて使わずに、毎日手料理を作らなければ

「時短なんだから」わたしが毎日保育園にお迎えに行かないと

「時短なんだから」夫に家事をお願いできない

「時短なんだから」お金がかかるシッターサービスや外食は控えなければ

「時短なんだから」会社で責任のある仕事を任せてもらえなくても仕方ない

仕事でも家庭でもフラストレーションが溜まってきて、私はその元凶が「時短勤務」であることに気づきました。そして、時短というカードを手放すことにしたのでした。

フルタイム勤務であれば、総菜を使ったって、外食を使ったって、なんなら保育園で夕飯を食べさせてもらったっていい。夫にも家事育児分担を正当に要求できるし、家事委託サービスを使うこともできる。その分のカネは稼いでるもん!と胸を張って言える。給料は減らされることもないし、査定だって低くされることはない。なにより、わたしには家事より仕事の方が向いている。

あの女性セミナーに登壇した女性管理職みたいなバリキャリを目指す人でなくても、フルタイム勤務のほうが合うワーママはいるのです。

自分がハッピーになるほうを選ぼう

ハート

わたしは、自分がフルタイムを選択していることから、どうしてもフルタイム勤務寄りの思想になってしまいますが、個人の選択としてはどちらでもいいと思います。

ただ、フルタイムを選んだ方が、様々な選択の「自由」があるとは思います。フルタイム勤務のデメリットは、その「自由」があれば、じつは自分次第で解決できる課題でもあります。対して、時短勤務のデメリットは、自分の課題ではないため、自分の努力ではどうしようもないことがほとんどです。

わこ
わこ
思い込みを外し、本当に時短勤務を自分が望んでいるのか考えてみてほしい!

そうは言っても家のことがどうにもまわらないのよ!というご家庭もあるでしょう。でも、本当にそれは、家族も、あなた自身も、望んだことでしょうか?

  • 子どもを平日習い事に行かせたい⇒本当に子どもは行きたいのか?親が行かせたいだけでは?
  • 夫の会社が遠いから夫には家事育児を頼めない⇒引っ越しは絶対に不可能?
  • 平日の夜ごはんは手料理を食べさせないと⇒ファストフードでも子どもは喜ぶよ
  • 子どもは夜9時までに寝かさないと!⇒数年したら気にしなくなります

子どもを一番に考えるのは素晴らしいことですが、それが自分が犠牲になっていると感じるのなら、やめておいたほうがいいです。「時短orフルタイム」どちらを選択するにしても、選ばなかったほうの結末はわからないのだから。

子どもに将来、何か良いことor悪いことが起こったとしても、その出来事の主要因が「毎日1,2時間多く母親と一緒に居た/居なかったこと」のはずがありません。

自分がハッピーになるために、この選択肢を選び取ったのだ、と胸を張って言えるのであれば、時短でも、フルタイムでも、どちらでもいいのです。

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